性病/性感染症はセックス以外でも感染する種類と、性行為以外では感染しないタイプの性病があります。
とはいえ、基本的には性病は性行為による感染がほとんどです。
このページでは、【どんな行為でどんな病気に感染するリスクがあるか?】についてご紹介します。
(クラミジアが性行為以外で感染するかどうかの問い合わせが非常に多かった為、作成致しました。)
性病/性感染症の3つの感染ルート
性病の主な感染ルートは主に下記の3つです。
- 血液の接触(血液感染)
- 粘膜の接触(粘膜感染)
- 直接接触
それぞれの感染ルートごとの性病の種類をご紹介します。
血液の接触で感染する性病
血液感染するタイプの性病は、基本的に感染すると深刻な状態になりやすい病気が多い為、いちばん気をつけて予防する必要があります。
感染する恐れがある行為
- コンドーム無しのセックス(膣性交)
- コンドーム無しのアナルセックス(肛門性交)
- 輸血、刺青針・注射針の使い回しなど
HIVウイルスは、非常に感染力が弱いウイルスです。その為、空気中に触れるとすぐ死んでしまいます。その為、感染者の血液が体内に入らなければ基本的には感染しません。
しかし、性行為以外で輸血等、ダイレクトに血液を取り込んだり、針の使い回しなどをする事でも感染する恐れがあります。
粘膜の接触で感染する性病
これらの粘膜の接触で感染する性感染症は、血液感染する性病と比較して感染力が強く、日本国内でも多くの人が感染しています。
感染する恐れがある行為
- コンドーム無しのセックス
- コンドーム無しのアナルセックス
- フェラチオ
- クンニリングス
- (ディープキス) など
粘膜接触によって感染するタイプの性病・性感染症は【性行為以外ではほとんど感染しません】
幸い、これらの性感染症はHIV等と異なり、薬で適切に治療をすれば完治する事ができます。
ただし、クラミジア等自覚症状に乏しい性病も多い為、不安な時は一度性病検査をまとめて受ける事をおすすめします。
直接接触で感染する性病
これらの性病・性感染症は、感染者と接触するだけで感染する恐れがあります。
例えばケジラミは、細菌やウイルスではなく虫の一種です。タオルの使い回しなどで、家族内で感染が広がる恐れもある為注意が必要です。
また、ヘルペスウイルスは感染力が非常に強い為、公共のお風呂(銭湯や温泉)や、公衆トイレで感染する可能性もゼロではありません。
陰部を清潔に保つことが、感染予防に役立ちます。
性行為以外で感染する性病/性感染症
では、あらためて【性行為以外で感染する可能性のある性病/性感染症】についてまとめます。
1.血液感染タイプ
上記の4つの性病は、血液による感染の為、感染者の血液が自分の血液に入ると感染します。
刺青・注射針の使い回しなどで感染する事もあります。昔の覚せい剤常用者等に感染が広がったのはこのためです。
また、輸血・血液製剤による感染もあります。【薬害エイズ】といわれるものです。
献血された血液はHIV検査を実施していますが、献血者本人には絶対に通知しません。
性病検査のつもりで献血をする事は無意味であり大変危険な行為ですのでやめましょう。
直接接触タイプ
トリコモナス原虫やケジラミは空気に触れても死にませんし、トイレやお風呂・使った下着やタオルにも落ちている可能性があります。
非常に感染力が強い為、お父さんが風俗に行って毛じらみをもらってきたら、1週間後家族全員うつってるというケースもあります。
これら2つの感染が確認された場合は、徹底的に皮膚に触れる下着やタオルなどは隔離しましょう。
また、ヘルペスは強い感染力を持ちます。病巣から分泌される液が相手に付着すれば感染のリスクがあります。
銭湯や便器、口腔ヘルペスの場合はコップの回し飲みでも感染の可能性があります。
カンジダは、そもそも常在菌で。本人の免疫力低下によって発症する症状です。
第三者に感染する事はありません。
まとめ
こっそり風俗や浮気をして性病を貰った場合でも、言い訳は非常に難しいですね。
パートナーがいる方は、正直に打ち明けて一緒に性病検査を行うのが一番安全です。(修羅場にはなると思いますが・・・)
>>カップルで性病検査を受けるメリット
また、不特定多数との性行為や風俗店へ行く際は、コンドームの利用など血液や粘膜の接触を防ぐようにしましょう。
コンドーム無しのフェラチオをされるだけでも、簡単にクラミジアや淋病に感染する恐れがあります。
下記の記事で、主要な性病の症状を全てまとめていますので、まずは当てはまる症状が無いかチェックしましょう↓
>>【性病の症状チェック!】その症状、もしかしたら性病かも?(男女別)