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B型肝炎の症状・潜伏期間・治療方法まとめ

B型肝炎ウイルスに感染すると、潜伏期間を経てB型肝炎を発症します。
一般的には、急性肝炎の症状のみで終わる人がほとんどですが、一部の人ではウイルスが身体に残るB型肝炎のキャリアとなり慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんへと進行することもある油断できない感染症の一つです。
今回は、B型肝炎の症状や治療法、感染経路について詳しくご紹介します。

B型肝炎の感染経路

B型肝炎とは、B型肝炎ウィルスHBV(Hepatitis B Virus)の感染によっておこる病気です。

B型肝炎は血液感染

HBVは血液を介して感染するため、性行為のほかカミソリた歯ブラシの使い回し、 注射針や刺青の針の再使用などによって感染します。
昔は子供向けの集団予防接種で注射針が使い回しされており、それによってB型肝炎の感染が広がったことが問題になりました。 現在では注射針の使い回しはされておらず安全に行われています。
また、刺青を入れる際の針の使い回しや、覚せい剤の回し打ちなどで、古くから感染が広がっている病気です。
海外でタトゥーを入れる際などは、使い回しが無いか?衛生面は大丈夫かをよく確認しましょう。

現在は、性行為による感染がメイン

上記のような注射針の使い回しなどの不衛生さによる感染者は減少しており、現在の主要な感染ルートはB型肝炎キャリアとの性行為による感染がほとんどです。
性行為によって血液感染する病気には、他にもHIVや梅毒、C型肝炎等が挙げられます。
これらは、膣性交・肛門性交などで出血が起こり、感染者の血液が自分の身体に侵入する事で感染の可能性があります。
 

B型肝炎の症状

一過性感染と慢性感染

B型肝炎ウイルスに感染した人の90%は一過性感染で、症状が出ずに気付かないまま自然治癒してしまいます。
およそ10%の人は急性肝炎と呼ばれる状態に進行し、下記のような症状が現れます。

急性肝炎の症状

  • 全身の倦怠感
  • 食欲不振
  • 吐き気
  • 発熱
  • 肝臓の腫れ
  • 黄疸

 

急性肝炎の劇症化は危険

急性肝炎になった方の1%-2%は劇症化する恐れがあります。
劇症肝炎に発展すると、急性肝炎が急激に悪化し肝細胞の破壊が進行し、高度の 肝不全 と意識障害を起こし、非常に危険な状態に陥ります。
劇症肝炎が進行を続けると、最終的には肝機能がストップし、体内の処理しきれなくなったアンモニアが脳に到達します。やがて昏睡状態に陥り、70%-80%の方が死亡します。
今のところ、急性肝炎→劇症肝炎に発展するトリガー(原因)はまだ解明されておらず、急性肝炎を発症した時に一刻も早く治療に進む事が重要です。

慢性肝炎の症状

慢性肝炎とは、通常6ヵ月以上肝炎が続いている状態を指します。慢性肝炎のキャリアは出産時や幼児期に無症状で感染している場合が多いです。
慢性肝炎は無症状の場合が多く、また症状があってもはっきりとした自覚症状ではなく【食欲減退】や【疲れやすい】といった程度の場合が多いです。

慢性肝炎→肝硬変→肝臓がんのリスク

長期的に(数十年単位)肝炎を発症したが続くと、肝硬変を経て肝臓がんになってしまうリスクもあります。
B型肝炎ウイルス感染後の下記のフローチャートが非常に分かりやすかったので、引用させて頂きます。


出典:https://www.kanen-net.info/

 
 

B型肝炎の潜伏期間

B型肝炎ウイルス(HBV)に感染すると潜伏期間を経て、急性肝炎を発症する可能性があります。
潜伏期間は3週間~2ヶ月程度ですが、最大で6ヶ月くらいとなることもあります。この潜伏期間の長さは、感染の状況・ウイルスの量などにより左右されると言われています。
 

B型肝炎の治療


急性肝炎の場合は、ほとんどの場合自然治癒し、体内のウイルスはいなくなりますが、慢性肝炎の場合、体内のB型肝炎を完全に追い出す事がほぼ不可能です。

慢性肝炎の治療

B型肝炎が自然治癒しない場合は抗ウイルス薬やインターフェロン、肝庇護薬などで治療を行います。
上記の治療の目的はウイルスを消し去ることではなく、肝炎の進行を薬で抑えて肝硬変への移行を阻止し、肝がんを発症を抑える事が目的です。
いずれにせよ、病巣の早期発見・早期治療が非常に大切になります。
 

まとめ

B型肝炎キャリアは、自覚症状がほとんど出ないケースがほとんどです。
その為、性行為によってB型肝炎をうつされていても気付く事なくキャリアになってしまい、他の人へ感染させたり、慢性肝炎が進行して肝硬変・肝臓がんに発展する恐れもあります。
また急性肝炎も劇症化すると高い死亡率になるので、決して油断できない感染症です。

他の感染症の可能性もある

性行為でB型肝炎を感染する=相手の血液との接触で感染しています。
つまり、他の血液感染する性病であるHIVや梅毒にも感染していないとは言い切れないです。もちろん、クラミジアや淋菌等の粘膜接触で感染する性感染症も感染している恐れがあります。
血液感染する性病は自覚症状に乏しい病気が多い為、実際に性病検査を受けてみないと分かりません。
過去に不安な性行為をしてしまった人はこの機会に一度まとめて性病検査を受ける事をおすすめします。
>>A型肝炎の症状、感染経路、治療法について
>>C型肝炎の症状、感染経路、治療法について
また、その他の主要な性病の症状は下記の記事で見ることができます。
>>【性病の症状チェック!】その症状、もしかしたら性病かも?(男女別)

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