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性器ヘルペス・口唇ヘルペスの症状、感染経路、治療方法を総まとめ!

ヘルペスはヘルペスウイルスによって引き起こされる感染症のひとつです。
主に、口の周りや口の中、性器やお尻のまわりに発症します。

”ヘルペス”とひとまとめにされて呼ばれているこの感染症、実は色んな種類のウイルスが存在し、症状や感染箇所もさまざまです。
今回は、ヘルペスの症状・感染経路・検査方法・治療方法について徹底的に調べました。

是非参考にしてください!

ヘルペスとはどんな病気か?

一般的にヘルペスと呼ばれている感染症はヘルペスウイルスによる感染によって発症します。
世界中にヘルペスウイルスは160種類以上確認されていますが、そのうち人間に感染するヘルペスウイルスは8種類です。

人間に感染するヘルペスウイルスは、大きく分けて2つのグループに分けることができます。

1.単純ヘルペス1型(HSV-1)

HSV-1型のヘルペスウイルスは、主に上半身に症状が出ます。
口唇ヘルペス・ヘルペス口内炎・ヘルペス角膜炎などを引き起こす原因となり、三叉神経節という脳神経に潜伏感染します。

2.単純ヘルペス2型(HSV-2)

HISV-2型のヘルペスウイルスは、主に下半身に症状が出ます。
性器ヘルペス・新生児ヘルペス・ヘルペス髄膜炎・ヘルペス脊髄炎などを引き起こす原因となり、脊髄神経節に潜伏感染します。

ヘルペスウイルスは、神経節と呼ばれる体内の神経が集まる場所に寄生・感染します。
1型と2型では、寄生する神経節が違うため、口唇ヘルペスと性器ヘルペスは別のウイルスが引き起こすものと今まで認識されていました。

しかし近年の研究では、1型ウイルスが性器で発症したり、2型ウイルスが口唇ヘルペスを発症するケースも確認されており、必ずしも棲み分けができているとはいえません。

続いて、代表的な感染症である口唇ヘルペスと性器ヘルペスの症状について詳しくご紹介します。

ヘルペス感染の症状


感染者が多い、性器ヘルペスと口唇ヘルペスの症状をまとめました。

性器ヘルペスの症状

主に、性器や肛門周辺に不快感や痛み、発疹などが出る事が多いです。
性器ヘルペスに感染すると、潜伏期間2日~1週間を経て性器とその周辺に水ぶくれができます。

しばらくするとこの水ぶくれがやぶれて潰瘍となり、強い痛みがでます。

  • 性器の不快感や痒み
  • 性器周辺に赤いブツブツや水ぶくれ
  • 性器周辺の軽度の潰瘍

また、女性の場合は性器の尿道周辺に潰瘍ができると、排尿時に強い痛みを感じる人もいます。男性よりも女性の方が、潰瘍になった時の痛みが大きい傾向があります。
場合によっては痛みで歩けなくなったり、おしっこをするのが怖い・・・という人もおり、あまりに痛みが強くて入院を余儀なくされる人も。

他には、神経節に感染する影響で、強い頭痛が出る場合もあります。また、末梢神経が麻痺して、尿意や便意を感じなくなって排尿困難・排便困難に陥るケースもあります。

口唇ヘルペスの症状

口唇(こうしん)ヘルペスに感染すると、4日~7日程度の潜伏期間の後に下記のような症状が出ます。

  • 口の周りの不快感・痒み
  • 患部に熱を帯びたほてり
  • 患部赤く腫れる
  • 水ぶくれができる
  • 水ぶくれが破れて潰瘍になる
  • かさぶたができる→治る

性器ヘルペスと比較して、口唇ヘルペス(口の周りや口腔内)は比較的おだやかな症状といえます。
ただし、大きな水ぶくれが口の周りにできて破れると、跡が残ってしまう可能性もあります。

違和感を感じたら適切な治療をすぐ行い、ウイルスの増殖を抑えることが重要です。
また、比較的症状が軽い口唇ヘルペスも油断は禁物。

特に大人になって初めてヘルペスウイルスに感染した人は、体内に抗体ができていない為重症化する可能性があります。
皮膚の潰瘍だけでなく、40度を超える高熱・多数の口内炎・アゴの下のリンパ節が腫れる場合もあります。

ヘルペス感染は無症状の場合も多い

性器ヘルペスや口唇ヘルペスの症状は水ぶくれや潰瘍など、目で見て分かる分かりやすい感染症のように感じますが、実はそう簡単ではありません。
初めてヘルペスウイルスに感染した人の約半数は、無症状のまま神経節に潜伏すると言われています。

自分でも知らないうちにヘルペス感染してしまい、無自覚にパートナーや他の人にうつしてしまう危険性が十分にあります。

では、どのような行為でヘルペスに感染するのか?次はヘルペスの感染経路についてご紹介します。

性器ヘルペス・口唇ヘルペスの感染経路


ヘルペスウイルスは感染力が非常に強く、またHIVウイルスなどと違って、体外に出た後も死滅しない非常に強いウイルスです。
そのため、感染する可能性のある経路がたくさんあり、注意が必要です。

ヘルペスに感染した人の病変部(みずぶくれや潰瘍)部分には大量のヘルペスウイルスが存在しています。
また、病変部と比較すればウイルスの量は少ないですが、感染者の粘膜や体液にも混ざっている可能性があります。

具体的に、どんな行為で感染するかチェックしてみましょう

1.性行為による感染ルート

病変部の接触・粘膜の接触で感染する可能性がある為、ほとんどの性行為で感染のリスクがあります。

  • ディープキス
  • オーラルセックス(フェラ・クンニ)
  • スマタ
  • セックス(膣性交)
  • アナルセックス(肛門性交)

コンドームを使っても感染する!?

感染者の病変部(水ぶくれや潰瘍など)と接触すると感染するため、コンドームをちゃんと使っていたとしても感染する可能性があります。
不特定多数の方と性行為をする人(風俗で遊ぶ時など)は、行為前に相手の性器や口の周りなどを目視でちゃんとチェックして、水ぶくれや赤いブツブツ、潰瘍などが無いかをチェックする事が非常に大切です。

他にも、病変と接触して感染する可能性がある性病としては梅毒や尖圭コンジローマなども挙げられます。

特にここ数年、日本国内で梅毒の感染者が激増しているので注意が必要です。
>>梅毒感染の症状、感染経路、検査方法はこちら

2.日常生活での感染ルート

ヘルペスは強力な感染力を持つウイルスの為、性行為以外でも感染する可能性が十分にあります。

  • 公衆トイレの便座
  • 銭湯、温泉のイス
  • タオルの使い回し など

性器や病変部が不特定多数の人と間接的に触れる場所は要注意です。

また、もし自分がヘルペスに感染している場合や、家族・パートナーが感染している場合は家の中での感染拡大にも注意が必要です。

3.その他の感染ルート

他には、母親の性器ヘルペスが原因で、赤ちゃんにヘルペスが感染してしまう母子感染があります。
母子感染は、出産時に産道を通る時に感染するケースと、胎内で感染してしまうケースがありますが、ほとんどの場合は産道を赤ちゃんが通る時に感染するケースが多いです。

その為、性器ヘルペスを発症している母親の出産時は、帝王切開を行うなどの方法を取るケースが多いです。

ヘルペスの検査方法


ヘルペスの検査方法は、口唇ヘルペスは問診と視診、性器ヘルペスの場合は、病変部の皮膚や粘膜、分泌物を綿棒で採取し、ヘルペスウイルスの有無を調べます。

一般的には蛍光抗体検査という検査が主流となっています。この検査方法は、1時間程度でHSV1型、2型も判別でき、保険も適用される検査方法です。
ヘルペスの検査を受けたい場合は、総合病院・泌尿器科・婦人科・産婦人科・皮膚科などで見てもらうことができます。

注意)HIVなどの他の性病感染率がアップする

クラミジアや淋菌に比べて性病としては印象の薄いヘルペスですが、実はHIV感染者のヘルペスには血液中よりも多くHIVウイルスが含まれています。
また、自分がヘルペス感染し潰瘍を発症している場合も、HIV感染率は50-300倍まで跳ね上がると言われています。

症状が軽いからといって甘く見ていると、HIV感染の呼び水になりかねませんので、早期の治療を心がけましょう。
>>HIV感染の症状・感染経路・検査方法について

ヘルペスの治療方法


ヘルペスの治療には、抗ヘルペスウイルス薬が用いられます。飲み薬と塗り薬(軟膏・クリーム)があり、ウイルスの増殖を抑えたり、症状を和らげます。
患部の場所や、状況、進行度合いによって塗り薬を使うか飲み薬を使うかをお医者様が判断して利用します。

病院で処方される抗ヘルペス薬は、ゾビラックス・バルトレックス・ファムビルなどが良く処方されます。
これらの抗ヘルペス薬は、処方箋が必要な薬ですので、ドラッグストアやスーパー、ネットショップで購入する事はできません。 (口唇ヘルペスの為の塗り薬は、一部市販されています。)

インターネットで探すと、処方箋無しで海外から個人輸入してこれらの薬を買う事をおすすめするサイトがあると思いますが、絶対おすすめしません。
薬の個人輸入業者の多くは香港にペーパーカンパニーを置いて、中国で作られた薬を流しています。これらの中国発の個人輸入薬の実に8割以上が偽物と言われています。

また、万が一副作用が出たり症状が悪化した場合、誰も責任を取ってくれません。

病院に行くのは面倒かもしれませんが、安全が第一です。ちゃんと病院で診察を受けて、正しいお薬を処方してもらうようにしてください。

ヘルペスは完治しない感染症

ヘルペスウイルスは感染後、神経節という神経の集まりに寄生します。
現代の医学では、まだヘルペスウイルスを体内から完全に消すことができません。

つまり、ヘルペスは一度感染したら完治しない感染症と言えます。
完治しない感染症!というととても危険な病気のように聞こえますが、そこまで悲観する必要はありません。

実際は日本人では60歳を超えると80%以上、推定では800万人以上が感染している状態といわれています。
一度感染してしまっても、発症した際に適切に抗ヘルペス薬を服用して症状を抑え、適切な再発予防をすれば日常生活に大きな支障はありません。

ヘルペスの再発予防

ヘルペスは一度症状が治まっても、頻繁に再発する可能性があります。
主に、体力の低下や免疫力の低下が引き金となり、神経節内のヘルペスウイルスの量が増殖して、症状がぶり返すことが多いです。

  • 肉体疲労
  • 精神疲労(ストレス)
  • ホルモンバランスの乱れ(生理など)
  • 睡眠不足
  • 風邪・発熱
  • 紫外線
  • アルコールの摂取
  • その他性感染症による刺激

再発を予防する為には、上記のような精神的・肉体的なストレスをできるだけ軽減し、免疫力を低下させないように心がけることが重要です。
また、頻繁に再発してしまう人は病院で診察・相談して、【再発抑制治療】を受ける方法もあります。

再発抑制治療とは、バルトレックスという抗ヘルペスウイルス薬を1日1錠、8週間~最大1年間服用し続ける事で、体内のヘルペスウイルスを減らして再発を抑制する治療です。
この再発抑制治療は、年6回以上のヘルペス再発を繰り返す患者さんは、保険適用対象となります。

頻繁にヘルペスを再発させてしまい悩んでいる方は、一度お医者様に相談してみてください。

まとめ

ヘルペス感染は、他の性病・性感染症に比べて問題視されていないことが多いですが、潰瘍ができていれば別の性病や感染症に感染する可能性も高まります。
ヘルペスは『いかに早く抗ヘルペスウイルス薬を服用してウイルス量を減らすか?』が非常に重要です。

早い段階でウイルス増殖を止めれば症状は軽いものでおさまりますが、放置しておくとウイルスがどんどん増えて、症状も悪化しやすいです。
もし、症状が出た場合や、体に違和感を感じた場合は早めに病院に行くようにしましょう。

また、その他の主要な性病の症状は下記の記事で見ることができます。まずは、あてはまる症状がないか?下記の記事で主要な性病の症状をチェックしてみてください。
>>【性病の症状チェック!】男女別で症状から性病を逆引き検索!

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