最近、性病・性感染症のニュースを良く目にするようになりましたね。
2018年度、梅毒の感染者が急増している事や、最近だと九州地区のHIV感染者、エイズ感染者がものすごい勢いで増えている事などが話題です。
なぜ今になって急に、梅毒やHIV感染が急増しているのか?
日本のネットニュースなどでは【中国人が爆買いついでに日本に持ち込んでいる!】と謎に断定するメディアも多数。
でも、本当に中国の人たちが悪いの?デマや噂レベルで、中国の人を悪者にしてはいけないですよね。
という事で、ちょうど私、中国に住んでいるので身近な知り合いや医療関係者にも色々聞いてみました。
中国のHIV、梅毒感染事情
中国国家衛生・計画出産委員会の発行する、2016年全国法定伝染病流行状況というレポートを確認したところ、2016年度のHIV、及び梅毒の状況は下記の通り。
エイズ | 梅毒 | 淋病 | |
2016年 | |||
発症数 | 54,360 | 438,199 | 115,024 |
死亡数 | 14,091 | 53 | 1 |
2015年 | |||
発症数 | 50,330 | 433,974 | 100,245 |
死亡数 | 12,755 | 58 | 1 |
また、HIVウイルスの感染者は、昨年度65万人と言われています。エイズの発症者数は昨年に比べて10%以上増加しています。
※これはあくまで、中国政府が公に公表している感染者、発症者数です。
実際には、中国では医療の管理が行き届いていない地域も多くあり、感染者の完全な把握は不可能です。
ここからは個人的な意見ですが、少なく見積もってもこの表の数倍~10倍は感染者がいると思います。
また、淋病の発症データも並べてみましたが、梅毒の方が圧倒的に感染者数が多いのも中国の特徴と言えます。
中国人のHIV、梅毒感染が多い理由
中国国内でのHIV感染、梅毒感染者の増加には、下記の様な要因が挙げられる。と中国のニュースでやっていました。
性行為経験者の低年齢化
中国国内ではスマートフォンの普及にともないSNSや、マッチングアプリ利用者が増加し、どんどん性にオープンになる若い人が増えています。
中学生、高校生が学校で性行為をしてSNSに動画をアップしたり・・・
日本でも、SNSで変な動画をあげて炎上する中高生はたくさんいると思いますが、中国は更にエスカレートしている印象があります。
十分な性教育や性病についての知識が無いまま、奔放なセックスを行う若い人が増える事で、特に10代の男女を中心に淋病や梅毒などの性病が流行しています。
若年層の男性の同性愛者が増加している
日本のHIV感染者の統計を見ても分かる事ですが、HIVは【男性の同性愛者による性行為】で感染する確率が非常に高いです。
つまりは、コンドーム無しのアナルセックスが一番HIV感染のリスクが高いという事。
直腸内は出血しやすい為、HIV以外にも梅毒、C型肝炎などの血液感染タイプの深刻な性病感染のリスクがあります。
また、男性同士のアナルセックスは妊娠の心配が無い為、コンドームを使わない人が多いことも感染拡大の一因として問題になっています。
>>アナルセックスで感染する性病
近年、中国のLGBT向けマッチングアプリの登録者件数も、若い男性を中心に爆発的に増えているそうです。
バイセクシャルの増加
タブー視が続く同性愛事情
もともと、中国では1997年まで同性愛が違法でした。
その後、法的に認められてはいますが、都心部を離れて内陸部の街や村へ行けば、まだまだ根強い差別意識があると言われています。
そんな中、今の30代~50代の男性たちは世間体を保つために女性と偽装結婚をしたり、結婚した上で男性のパートナーと性行為を楽しむ人が多いそうです。
つまり、バイセクシャルです。
バイセクシャルの男性がパートナーからHIVや梅毒を感染し、その後女性へうつしてしまうような感染拡大のリスクが高まっているのでは?
という中国メディアの声もあがっています。
HIV・梅毒は中国人から持ち込まれているのか?
遅くなりましたが本題に。
上記のような中国本土のHIV,梅毒の感染状況を踏まえて、【日本国内の梅毒感染者増加】と【福岡県や九州地区のHIV感染者増加】が、中国人によってもたらされたものなのか?
について、私なりに見解を述べさせていただきます。
梅毒は中国から持ち込まれている可能性が高い
今まで日本では梅毒感染者は非常に少なく、クラミジアと淋病の感染者が圧倒的に多い状況でした。
しかし、今年(2017年)梅毒の感染がものすごい勢いで増えています。
少し前までは梅毒なんて昔の性病。というイメージがある程、我々一般人には無縁と思われていた病気。
やはり、日本の梅毒感染拡大は中国と関連性があるのでしょうか?
爆買いついでの風俗店利用者の増加
訪日中国人の増加、爆買いは2014年ころからニュースでも頻繁に取り上げられるようになりました。
その当時は、ブランド品や高級家電の買い占め=つまり中国の富裕層が多く訪日し、経済効果を上げていました。
爆買いついでに日本の風俗をまわるツアーも組まれていたり...
その当時は淋病の感染が広がっているという話題はありましたが、梅毒やHIVの感染者増加の話はあまり聞きませんでした。
変わる訪日中国人の客層
しかし、ここ1~2年、中国から来る中国人の質が変わっています。以前よりもお金を持っていない庶民的な観光客が増え、ブランド物や高級家電よりも、日用品や薬などの大量購入へシフトしました。
日本の風俗店人気は更に高まり、本当に多くの中国人男性が風俗店を訪れています。
性病リスクの高い中国の安い風俗
中国でも安い置屋などの風俗は、衛生環境も悪く、性病感染の可能性が高いです。
お金を持っていない中国人の男性は、これらの性病感染が蔓延している売春地帯で遊ぶ人が多いです。
また、性病感染予防に対する適切な知識を持っていない人が多く、結果的に日本で感染の媒体となっているのではないかと思います。
これらの、所得水準が少し低い中国人男性が日本の風俗店に多く訪れる事が、梅毒感染の機会を増やしているのではないか?と思います。
九州地区のHIV感染増加については・・・
九州、特に福岡地区でのHIV感染者増加が、中国人などの海外からの持ち込みによる感染拡大なのか?
という点については、正直あまり関係が無いのではないかと個人的には思っています。
福岡県では、HIV感染が発覚した人も増えていますが、いきなりエイズを発症た人も増えています。
いきなりエイズを発症して発覚するという事は、長い間HIV感染に気付かないまま過ごしていた可能性が高いです。
つまり、性病・性感染症に対する危機意識が低いともとれます。
ここ最近、全国的にテレビでも梅毒感染拡大のニュースなどが取り上げられるようになって、改めて検査してみたらHIV感染していた・・・・
というようなパターンで感染者が増加している可能性も否定できません。
九州地区に限らず、検査していないだけで潜在的にHIVや梅毒に感染して放置している人はかなり多いと思います。
中国人の風俗店遊びの特徴
ちょっと話題はそれますが、風俗店で遊ぶ時、中国の人は日本人とは違った傾向があります。
中国人の風俗大好きマン、B先生に中国人の特徴について聞いてみました。
中国の男性はとにかく・・・
- 本番(セックス)したがる
- 絶対ナマがいい!!
- めっちゃガッつく!!
沖縄や福岡に行った時に、ソープで働いている人と話す機会がありましたが、やはり中国人・韓国人のお客さんがここ数年で激増しているそうです。
彼らは絶対本番したいし、できればナマでやりたい。チップならいくらでも払う!!みたいな人が多いそうです。
そのため、女の子によっては渡される高額なチップでついつい生セックスを許してしまう人も多いとか。。。危険極まりないですね。
あとは、時間内無制限ならヤレるだけヤリたい!って言う人も多いとか。
この前ソープの子に聞いたのは、70分コースで5回やって、フル勃起で帰って行った中国人。ガッつきと精力はんぱないですね。
日本の風俗は中国人からしたら天国!?
売春や風俗が厳しく取り締まりされている中国。
もちろんこっそりやっているお店はたくさんありますが、値段も高く、庶民には手が出せません。
それを考えると、憧れの(?)日本人女性と安価に性行為ができる日本の風俗は天国かもしれません。
思わず【ヤリ溜めする勢いで】ガッついてしまうのかもしれませんね。
まとめ
Q:HIV増加と梅毒感染の増加は中国人が持ち込んだせい?
A:特に梅毒は感染のきっかけになった可能性はある。しかし、感染が広がっているのは我々の性病に対する危機意識が低いことが原因。
確かに、梅毒感染の拡大のきっかけとなったのは、中国の爆買いの影響かもしれません。
しかし、持ち込まれた梅毒が国内で感染拡大している最大の原因は【我々の性病感染に対する危機感の欠如】だと思います。
梅毒は検査で早期発見すればペニシリンの投与で完治する病気ですし、HIVはコンドームをきちんと使っていれば感染する事はまずありません。
梅毒の場合は、コンドームをしていても感染者の潰瘍などの病変部と接触すると感染する可能性があります。
しかし、目視の確認もきちんと行えば決して防げない性病ではありません。
【中国人が梅毒持ち込んだから悪いんだ!】【HIVが九州で増えてるのは中国人のせい!】
↑こんなこと言っていても、なんの意味もありませんよね?
大切な事は、【性病に対する正しい知識を身につける】ことと、【不安に思ったら一度検査を受ける事】です。
梅毒やHIVの症状・感染経路・検査方法や治療方法については、それぞれ下記の記事で詳しくご紹介しています。
>>HIV/エイズの詳細はこちらから
>>梅毒感染の詳細はこちらから
また、自覚症状から感染の可能性がある性病を逆引き検索できる記事も是非参考にしてください↓
>>主要な性病の症状から逆引き検索!(男女別)
あなたの体、大切なパートナーの体を性病から守るために、少しでもこのサイトがお役にたてる事をお祈りいたします。