アナルセックスで感染する性病【肛門性交】

性病感染危険度
★★★★★★（コンドーム無し）
★★★☆☆　（コンドームあり）

アナルセックス（AF）、つまり肛門を使った肛門性交は、数ある性行為の中でも性病の感染リスクが断トツで高い行為です。
ここでは、コンドームを使用した場合と未使用の場合の性病感染についてそれぞれご説明していきます。

Contents

１：コンドーム無しのアナルセックスで感染する性病

性行為によるＨＩＶの感染が全世界で広がり続けている背景としては、同性愛者のアナルセックスによる感染が非常に多い事が挙げられます。

コンドーム未使用のアナルセックスには非常に性病感染の高いリスクが付きまといます。感染の経路としては【血液感染】【粘膜感染】【接触感染】が挙げられます。

コンドーム無しのアナルセックスはHIVや梅毒、Ｃ型肝炎のリスクが高いだけではなく、挿入する側の尿道に大腸菌が侵入しやすい為に、雑菌性の尿道炎や予想外の疾患に発展するリスクも高いです。

コンドームを利用したからと言って、全ての性病を防げるわけではありません。

大半の【血液感染】と【粘膜感染】は防ぐ事が出来ますが、接触により感染する性病は防ぐ事が出来ません。

性行為でちゃんとコンドームを使っていても【破れたり、外れたりしたら全くの無意味】です。

性病を予防する為に、正しくコンドームを着用する事を心がけましょう。

膣性交に比べて、アナルセックスはHIV感染率が高いと言われています。その理由として、そもそも肛門と直腸は性器として作られていませんので、ペニスの挿入によりすぐ出血します。

細かい毛細血管レベルの出血は、ほぼ１００％毎回のアナルセックスで起きていると言われています。その為、膣性交に比べて血液感染の性病が感染しやすいと言われています。

基本的には、HIVは挿入される側が感染しやすいと言われていますが、HIV感染の増加率は男性の方が高いです。これは、同性愛者同士がハッテン場などでコンドーム無しのアナルセックスをする事でどんどん広がってきていると言われています。

特に同性愛者は、妊娠の心配が無い為にコンドームの着用率が下がる事もHIV感染が拡大する一つの要因です。また、同性愛者の性行為はオープンというか、不特定多数との関係を持つ事が多い事も、ＨＩＶ感染の拡大の要因となっています。

対女性に関しても、日本でもアナルセックスプレイが浸透してきて、風俗店のオプションサービスなどでも楽しむ事が出来るようになりました。アナルセックス≠セックス　という事で風営法に引っ掛からない為、本番行為の代替として広まりつつあります。

また、ニューハーフヘルスなども最近人気が出ており、風俗店でのアナルセックスサービスがどんどん浸透しており、性病感染の可能性がアップしています。

間違った使い方でありがちなのは、オーラルセックスで使ったコンドームをそのまま使って挿入してしまう事。これは、ゴムに歯が当たって傷がついている場合もあります。

必ず、付け替えてから挿入しましょう。また、装着にもたついてしまったコンドームも、爪により傷がついていて破れる可能性があります。

完全な性病予防法としては、特定のパートナー以外との性行為をしないという事です。風俗店へ行かれる方は、上記のリスクを十分に理解した上で予防に努めましょう。

またHIVなどは感染してもほぼ無症状のケースが多いです。風俗でコンドーム無しのアナルセックスをしてしまった、不特定多数のパートナーとセックスをした事がある人は、一度区切りをつける意味でも、性病検査を受けてみる事をおすすめします。

性病の不安は、一人で悩まずに勇気を持って検査を受ける事が解決の第一歩です。
悩んでいても何も解決しませんし、そのまま放置すれば症状が悪化したり、あなたの大切な人や将来のパートナーに感染させてしまう恐れもあります。

検査を受けた結果、陰性であれば今後安心して過ごす事が出来ますし、陽性だった場合は早期治療に進めることが出来ます。いずれにせよ、性病の心配があるなら早期検査→早期治療が一番です。

特に、日本では風俗店・一般の若い人達を中心にクラミジアや咽頭クラミジア等、自覚症状の出にくい性感染症が拡大しています。気付かないうちにうつされたり、誰かにうつしてしまっている可能性も十分にあります。

風俗で遊んで性病が不安・・という人は、まずはあてはまる症状がないか？下記の記事で主要な性病の症状をチェックしてみてください。
>>【性病の症状チェック！】男女別で症状から性病を逆引き検索！