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セックスの後に頻尿になるのは性病?原因と対処法

セックスの後にやたらとトイレが近くなることはありませんか?

特に女性の方は、性行為後の頻尿に悩まされる人が多い傾向にあります。

トイレが近くなる原因は、大きく分けて2つです。

この記事では、セックス後の頻尿について、主な原因について解説します。

性病検査

原因その1:尿道炎・膀胱炎(雑菌性)

女性は男性と比べて身体の構造上、尿道が短いうえ、膣や肛門との距離が近いことが特徴です。

膣や大腸からの感染リスクもあり、女性は男性の5倍近い割合で膀胱炎になりやすいと言われています。

治療が不十分であったり、菌に対する免疫力が弱まっていたりすることが原因で、一度尿道炎・膀胱炎になると再発しやすい傾向にあります。

一般的には、トイレを長時間我慢しすぎて膀胱炎になるという話題をよく耳にしますが、尿を溜めすぎただけでは発症しません。

膀胱炎になる原因は、なんらかの方法で雑菌(ほとんどが大腸菌)が侵入したことにあります。

雑菌が侵入した状態でトイレを我慢した結果、尿で細菌の繁殖が起こり、膀胱炎を発症します。

尿道や膀胱に大腸菌などの雑菌が侵入する主な原因は、下記のとおりです。

日常生活に原因があるケース トイレで排泄した後、会陰(膣と肛門の間)や陰毛に便や大腸菌が付着していた
性行為に原因があるケース 性交時にパートナーの手や口、性器を介して雑菌が尿道内に侵入した

尿道や膀胱に雑菌が侵入し、炎症を起こしてしまうと膀胱に刺激が与えられ、体は「尿意」と勘違いしてしまいます。

尿はほとんど溜まっていないものの、頻繁にトイレに行きたくなる「頻尿」の状態です。

炎症が軽微な場合、普段はあまり気にならないものの、性行為で性器や尿道に刺激を受けると状態が悪化し、尿意に繋がるケースもあります。

数日経てば炎症がおさまり、また気にならなくなるため、「毎回性行為の後にだけ頻尿になる」ことが自覚症状として認識されます。

腎盂炎などの重症化の恐れも

女性の尿道から侵入した菌は炎症を広げながら膀胱へ進み、最終的には腎臓へ到達して最悪の場合は腎盂炎になってしまいます。

腎盂炎とは、腎臓で作られた尿を膀胱へ送るための器官の炎症です。

こうなると痛くてとても我慢できるレベルではありません。

腰や背中周辺の痛み、熱、だるさなど、頻尿以外の症状も出ます。

たいていの女性は膀胱炎になった時点で身体の異常に気付き、病院(泌尿器科・婦人科)で治療を受けることになります。

しかし膀胱炎や腎盂炎を繰り返した場合、自覚症状がなかったり微熱やだるさ程度しかなく、気付きにくかったりして、知らないうちに慢性化する可能性もあります。

慢性化すると、腎不全や敗血症におちいるリスクもあるため、早急かつ適切な治療が必要です。

雑菌性尿道炎・膀胱炎の予防方法

前述のとおり、尿道炎や膀胱炎の主な原因は大腸菌です。

大腸菌の侵入を防ぐためには、日常的にトイレではペーパーを前から後ろに動かして拭くことや、汚れた生理用品やおりものシートなどをこまめに交換することが大切です。

排泄後は石鹸をつけて手を洗ったり、アルコール消毒したりすると、拭き取るときに手に付着した大腸菌からの感染も予防できます。

性行為による感染も防ぐために、行為前はお互いシャワーを浴びるなどして身体を清潔にする必要があります。

男性には手を洗ってもらってから愛撫を受けるようにしましょう。

また、肛門周辺を触った手で性器や尿道付近を触れると大腸菌が侵入しやすいので注意が必要です。

パートナーがどうしても触ってくる場合は右手と左手を使い分けてもらうなどお願いをしておきましょう。

一番大事なのは、性行為直後に「おしっこ」をすることです。

性行為後に排尿することで、尿道へ侵入してきている雑菌を押し出して、洗い流してくれます。

膀胱に尿があると、侵入した雑菌の繁殖を助けてしまいかねません。

性行為後の排尿を徹底することで、雑菌性の尿道炎・膀胱炎はかなりの確率で防げます。

>>雑菌性尿道炎の症状について

原因その2:クラミジア等の性感染症

クラミジア感染している場合も、尿道や性器に違和感や軽い痛みや、刺激を感じることがあります。

これにより尿道や膀胱が刺激され、尿意を催して頻尿になる場合が多いです。

厚生労働省が発表した2022年時点のデータによると、国内における性感染症の中でもっとも報告者数が多かったのは、性器クラミジア感染症の30,136人でした。(出典:厚生労働省「性感染症報告数(2004年~2022年)」)

2番目に報告者数が多い淋菌感染症の9,993人に比べると、3倍以上の多さです。

上記の割合から見ても、セックス後の頻尿がクラミジアによる可能性は高いと言えます。

また、クラミジア以外の性感染症に対しても、注意が必要です。

女性は特に無自覚・無症状が多い

そもそも、女性のクラミジア感染は自覚症状が無い人が80%と言われており、自分で気付くのは非常に難しい性感染症です。

残念ながら、パートナーと性行為をする以上、クラミジア感染のリスクをゼロにはできません。

もちろん、お互い他の人と性接触を一切しなければ感染することはありませんが、大半は男性側が風俗店や浮気などでうつされてきます。

自覚症状が無いことが多いため、ほかにも「以前付き合っていたパートナー」からうつされたまま、気付かずに長期的に感染しているケースも多々あります。

クラミジアは症状が出なくとも女性で1年半ほど、男性で3年ほど感染リスクが続いており、半年前や1年前に別れた相手からうつされている可能性は否定できません。

女性の場合、妊娠した後の産婦人科の検査でクラミジア感染が発覚するケースが多い点からも、いかにクラミジアが無症状で気付かないうちに感染している可能性が高いかが分かると思います。

>>女性のクラミジア感染の症状と検査方法について

もちろん男性も注意が必要

男性の場合も、約50%の人がクラミジア感染しても無自覚・無症状と言われています。

また、症状が出たとしても、尿道の先端にかすかな違和感を覚える程度や、少しムズムズする程度の症状が多いです。

このムズムズした違和感により尿道が刺激され、頻尿になるケースも多いです。

クラミジアの感染リスクが数年続くことを考えると、ストレスや疲労などにより体力が落ちたタイミングで、昔に感染した雑菌がいたずらしている可能性も考えられます。

かすかな違和感しかなくとも、異常を感じたら性病検査やクリニックの受診を検討しましょう。

>>男性のクラミジア感染の症状と検査方法について

雑菌性尿道炎とクラミジア感染の見分け方


クラミジア感染の症状と雑菌性膀胱炎・尿道炎の症状は非常に似ています。

ここでは、男女別にクラミジアと膀胱炎それぞれの症状を解説します。

クラミジアの主な症状(女性)

  • 排尿痛
  • 下腹部痛
  • おりものが増える
  • 性交時に痛みを感じる

膀胱炎の主な症状

  • 頻尿
  • 排尿痛
  • 下腹部痛
  • 残尿感
  • 尿が白く濁る

クラミジアの主な症状(男性)

  • 尿道の違和感
  • 排尿時の痛み
  • 透明な膿(カウパーのようなもの)が出る
  • 尿道が刺激されトイレ回数が増える

尿道炎の主な症状

  • 排尿時の痛み
  • 尿道の違和感
  • 尿道が刺激されトイレ回数が増える
性病検査

尿道炎かクラミジア感染かの判断

尿道炎もクラミジアも、放置するのは危険です。

尿道炎は重症化リスクがあり、クラミジアは知らないうちにパートナーへ感染させるおそれがあります。

重症化や新たな感染を防ぐためには、専門医のもとで早急な治療を受けることが大切です。

では、セックスの後の頻尿やムズムズ感の原因が雑菌による炎症の物なのか、クラミジア感染によるものなのかを判別する方法はあるのでしょうか?

残念ながら、症状だけで素人が膀胱炎とクラミジアを見分けることは困難です。

自己判断で済ませるのではなく、性病検査やクリニック受診で自分はどちらの病気を発症しているのか調べてもらいましょう。

性病検査を受ける

パートナーに似たような症状が出ていた方や、風俗を利用したことがある方は、クラミジア感染の可能性が考えられます。

性病検査で、クラミジアやその他の性感染症が原因なのかどうか調べてみましょう。

検査結果が陰性であれば、性感染症ではなく膀胱炎にかかっている可能性が高くなります。

性病検査は専門クリニックで受けるほか、地域の保健所や郵送の性病検査キットを利用する方法もあります。

クリニックを受診する

性交時にパートナーが肛門周辺を触ったなど、膀胱炎の可能性も考えられる場合は、クリニック受診を検討してはいかがでしょうか。

たとえば泌尿器科を標ぼうするクリニックなら、万が一性感染症ではなく膀胱炎だった場合、検査後にそのまま治療へ移れます。

ただし、クリニックの中には性感染症だった場合は完全自由診療のみ対応(健康保険を利用できない)となる施設もある点に注意しましょう。

まとめ

女性の場合、クラミジア感染の自覚症状は20%くらいの人にしか出ません。つまり残りの80%の人達はクラミジア感染に気付かないまま放置されてしまうということです。

男性の場合も、50%が無症状・無自覚で、症状が出たとしても違和感が出る程度の場合が多いです。

クラミジアは女性の子宮頸部に感染し、炎症を拡大させていきます。

長期間感染に気付かずに放置してしまうと卵管癒着などのリスクもあり、不妊や子宮外妊娠のリスクが高まります。

不安が少しでもあれば検査を

少しでも不安であれば、一度性病検査を受けてみることをおすすめします。

性病検査は泌尿器科や婦人科、産婦人科で受けられます。

また、病院で見てもらうのが恥ずかしい、忙しくて行けないという方には自宅で使用できる性病検査キットもおすすめです。

性病検査キットは、ネットで注文すれば検査キットが家に届き、サンプル採取して郵便で返送するだけの手軽さが人気です。

検体を返送したら、数日待つだけで検査結果をネットで確認できます。

番号や記号で検体を管理するため、完全匿名で検査できます。

検査キットは、業者によっては郵便局や宅配便の営業所止めで発送してくれるところもあるので、同居の恋人や家族にバレる心配はありません。

もちろん、認可を受けた研究所が検査していますので、病院の検査と変わらない信頼性が担保されています。

性病感染が不安な方、頻尿などちょっとした違和感が気になる方はこの機会に是非検査を受けてみることをおすすめします。

クラミジア感染の症状や検査方法については下記の記事で男女別でそれぞれ詳しく紹介していますので、一度ご確認ください。

>>女性のクラミジアの症状と検査方法について

>>男性のクラミジアの症状と検査方法について

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