ケジラミ(毛じらみ)は性器周辺の毛に感染する昆虫です。
日本の感染者数は非常に多く、性行為で簡単にうつるため誰でも注意が必要です。
今回はケジラミについて詳しくご紹介します。
ケジラミとは
ケジラミ(毛じらみ)は人間の毛に寄生する小さな昆虫による感染症です。感染というよりは、寄生虫の一種です。
ケジラミは体長1~2mmほどの虫で、肉眼でも確認することができます。
陰毛の根元にひっついていることが多く、一見するとフケのように見えますが、 よく見れば発見できます。
ケジラミは陰毛にひっついて血を吸い、陰毛の根元に黒い1mmほどの卵を産みつけます。
ケジラミの感染経路
性行為によって陰毛が直接接触することで感染します。HIVや梅毒などの血液感染とも違い、クラミジアや淋病などの粘膜接触とも違います。
触れるだけで移ります。(虫が移動できるチャンスがあればうつる)
その為、公衆浴場での入浴や感染者が使用したあとの清潔でないタオルの使用などによっても感染しますので、 性行為以外での感染も十分考えられます。
予防方法は陰毛をゼロにするしかない
陰毛の接触により感染する為、コンドームによる予防効果はありません。予防という意味では、陰毛を全て剃ってしまう事が一番です。
余談ですが、欧米の風俗店(ドイツのFKKやアムスの飾り窓など・・)に行くと、みんな陰毛を剃っています。
また、欧米の風俗では陰毛を剃っていない客を非常に嫌がります。欧州の風俗へ行く事があれば事前に陰毛は処理しておく事をお勧めします。
ケジラミの症状
ケジラミに感染すると数日~1ヶ月ほどしてから非常に強いかゆみを感じます。
また、ケジラミが吸った血やフンが下着に付くことで異常に気づきます。
尋常じゃないくらいかゆい
私も過去に一回だけ、ケジラミをうつされた事がありますが、とにかくかゆいです。寝ている間も無意識にバリバリかいてしまうので陰毛周辺が真っ赤になっていたり・・・
頭髪には感染しませんが、それ以外の体毛に感染することもあります。
ただし、頭に寄生する頭ジラミと、陰毛に寄生するケジラミは別の種類のシラミです。
ケジラミの治療
ケジラミは陰毛にひっついており卵を陰毛に産みつけるため、陰毛をすべて剃ってしまうことが有効です。
しかし少しでも毛が伸びているとそこにひっつくこともあり、対処方法としては完全ではありません。
一般の石鹸の使用は有効ではありませんし、入浴も有効ではありません。 スミスリンシャンプーというシャンプー剤を継続的に使用することによって2週間ほどでケジラミを治療することができます。
このシャンプーは卵にも殺虫効果があります。
まとめ
ケジラミをうつされてしまったら、自宅でも公共の場でも、風呂の使用やタオルの使い方など 感染を拡大させないように十分注意しましょう。
家族そろってケジラミ感染 なんて事になったらもう目も当てられませんので・・・
(クラミジアや淋病よりも、旦那が風俗でもらってきて修羅場になりやすいのがケジラミです)
もちろん、ケジラミを貰うような性行為を行っているのであれば、クラミジアや淋病などの感染の可能性も十分にあります。
クラミジアについては下記の記事で詳しく紹介していますので、是非一度参照してみてください。
>>男性のクラミジア感染6つの症状
>>女性のクラミジア感染4つの症状
>>喉に感染するクラミジア・淋菌の症状
また、その他の主要な性病の症状は下記の記事で見ることができます。
>>【性病の症状チェック!】その症状、もしかしたら性病かも?(男女別)