日本性教育協会(JASE)が高校生を対象にクラミジア感染について調査したところ、男子高校生の6.7%、女子高生の13.1%が感染していることが判明。
年齢別には1年生の女子高生は感染率17.3%、経験人数が5人以上と答えた女子高生の約30%が感染しているとのこと。
この結果は先進国の中でも最も高い感染率であり、日本の女子高生のクラミジア感染率は悲しい事に世界トップクラスです。
今や性感染症は他人事ではありません。感染したことに気づかずに複数の相手と行為に及んでしまい、病気を伝染させてしまうこともあります。
男子高校生より女子高校生のほうが感染率が高いのは、年上の男性との性交渉の機会が多い事や、女性のクラミジア感染は自覚症状が少なく、気付かず感染している場合が多いからだと思われます。
日本で一番感染者が多い性感染症「クラミジア」とは
クラミジアは日本で一番感染者が多いと言われている性感染症で、その数100万人以上ともいわれています。
感染して放置すると男性は前立腺炎、女性は不妊症や子宮外妊娠の原因になります。
10代~20代の若い人に非常に蔓延している性病です。
この病気の怖い点は自覚症状がでにくい事、感染力が非常に強い事です。
クラミジア感染の症状については、下記の記事で詳しくご紹介していますのでチェックしてみてください。
>>男性のクラミジア感染の詳細はこちらから
>>女性のクラミジア感染の詳細はこちらから
クラミジアの検査・治療方法
性病の検査は、婦人科、泌尿器科で受ける事が出来ますが、症状が出ていなければ保険適用されず高額になります。
また、保険適用の場合は親に診断記録がバレてしまいます。
どうしても親にバレたくない!という人は、匿名でできる郵送検査キットを利用する方法があります。
詳しくは別の記事で説明してますので、一度ご確認ください。
>>性病検査は親やパートナーにばれる?ばれない?
>>高校生・未成年がこっそり性病検査を受ける方法!
クラミジアの予防法は?
極論を言えば、【全ての性行為でコンドーム着用・ディープキスも控える】ということになりますが、さすがに無理があると思います。現実的な対策方法としては
- オーラルセックスも必ずコンドームを使う。
- 不特定多数を相手にしているようなパートナーと性接触をしない。
- 付き合い初めに一度二人で検査を受ける。
等が挙げられます。
コンドームは避妊の為だけじゃない!
高校生くらいの年代だと、SEXで一番心配するのは【妊娠】だと思います。
ですので、「安全日だから生でOK」とか「さいしょの挿入は生で・・・」とか「生理中は子供出来ないからOK」とかそういう判断をしてしまいがちです。
どうか忘れないでください。
コンドームの使用目的は避妊だけじゃなく、性病予防の為でもあるのです!
お互いの身体を大切にする意味でも、不特定多数とのSEXは控えてちゃんとコンドームを使いましょう!
また、性病感染が不安な人は、あてはまる症状がないか?下記の記事で主要な性病の症状をチェックしてみてください。
>>【性病の症状チェック!】男女別で症状から性病を逆引き検索!