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【注意!】抗生物質の個人輸入、性病の自己治療は絶対にやめよう!

クラミジア治療薬は日本中どこの薬局、ドラッグストアを探しても売っていません。クラミジアの治療薬の抗生物質は、薬局での販売が認めてられないからです。
とは言っても、抜け道があります。 個人輸入です。

クラミジア・淋病の治療で主に使われる【ジスロマック】【クラビット】は個人輸入で簡単に入手でき、お世話になっている人も多いのではないでしょうか?
インターネットで検索すればたくさんの個人輸入代行サイトが出てきます。

個人で使用する為の購入であれば、違法でもありません。 実際、私も過去に何度かお世話になった事があります。(泌尿器科に行くのが面倒で・・・・)
人それぞれどうしても病院へ行けない、行きたくない事情があるのも事実。

ただし、個人で抗生物質を購入して服用するリスクについては十分に理解した上で判断をお願いします。
今回は、抗生物質の個人購入をおすすめしない理由についてご紹介します。

性病検査

偽物のリスクが高い


バイアグラ、ダイエット薬、発毛薬の偽物などニュースで耳にされた方も多いと思いますが、未承認薬の個人輸入には常に偽薬のリスクがつきまといます。
実際に、中国発の個人輸入の薬の3割程度は粗悪な偽モノというニュースもありました。

この現状を見るとクラミジア治療薬の抗生物質についても安心はできません。
なぜなら、日本で個人輸入代行をしている業者はほとんどが香港のペーパーカンパニーであり、薬の出所は中国だからです。

海外輸入で購入できる治療薬

日本国内でクラミジア治療に使われる【ジスロマック】はファイザーの製品名であって、似たような成分のジェネリック薬は違う製品名で販売されています。

ジスロマックの成分はアジスロマイシンです。アジスロマイシンは1回服用で効果が1週間続き、飲み忘れも無く非常に便利な薬です。
【クラミジアの特効薬】と言っているお医者様もいます。クラミジア・淋病の場合は1000mg一回服用でOKです。

ただし、個人輸入で買う場合は他のジェネリック製品もあります。有名なのだとAZEEとかAZINです。薬によってはファイザーのジスロマックより副作用がきつかったりします。
私は海外在住でAZEEを薬局で処方箋無なしで購入できるのですが、結構副作用の吐き気が強いです。効果はもちろんありますが。

抗生物質乱用による耐性菌のリスク

抗生物質は中途半端な使い方をすると耐性菌を作りだしてしまうことがあります。
耐性菌とは抗生物質が効かない、効きにくくなったパワーアップした菌の事です。一回の治療で完全に菌を殺せなかった場合、非常に長引く事になります。

耐性菌はWHOからも深刻な問題として警告されています。
クラミジアよりも、淋菌は耐性菌の発生率が高く、長期間抗生物質を服用しても治らない場合があります。

ちゃんと病院に行けば、効く抗生物質を探すために毎回別の抗生物質を処方してもらいながら様子を見たりしますが、個人の自己判断では無理です。
また、治療後の【再検査】を怠れば、完全に治療してなくてまた菌が増殖の恐れもあります。

スーパー淋病とは?

中国では抗生物質の乱用で耐性菌が増えて問題になっており、淋病などの性病も抗生物質が効きにくい種が蔓延しつつあるようです。
また、他の国でも従来の抗生物質に強い抗体を持った菌が定期的に発生して問題になっています。

スーパー淋菌、スーパー淋菌と世間で呼ばれているこの強力な耐性菌。今のところ、どの薬も効かない危険な菌の発見はまだされていませんが、時間の問題かもしれません。
参考:抗生物質も効かない「スーパー淋病」

私が体験した自己治療の危険さ

正直、私は20代前半の時は個人輸入を利用する事が何回かありました。また、今は仕事の関係で中国で暮らしています。

中国や香港マカオでは、薬局に普通にアジスロマイシンが売っている店があり、処方箋なしでも購入できるところがあります。(基本はNGです)
中国の性病治療は保険がおりず、非常に治療費が高額になります。その為、自分で薬局で抗生物質を買って服用しますが、完治までにとても時間がかかりました。

ジスロマック・クラビットを使っても病状は良くならず、諦めて病院へ行き別の抗生物質を服用+注射でやっと完治しました。(治療費が総額8万円位かかりました。)
しかもその長期間の治療中に前立腺まで菌が行ってしまい前立腺炎に・・・・いい事なしです。

中途半端に抗生物質を使って治せなかった場合、耐性がつく事もあるし完治の判断が出来ない事もあります。
(治療後の再検査は絶対!やらないと危険!)

性病検査

まとめ

インターネットで個人輸入代行をして、抗生物質やバイアグラ、日本未承認の薬を販売している大手業者は最近軒並みアクセスできなくなっています。
オオサカ堂やベストケンコーなど。基本的に日本国内の薬事法に抵触するグレーゾーンな取引なので使用は控えた方がよいと思います。
参考:厚生労働省 個人輸入代行業の取り締まりについて

ちゃんと泌尿器科や婦人科に行って、処方箋を出してもらって医師の指示通りに抗生物質の服用をお願いします。

性病感染が不安な人、風俗で遊んだ事がある人は、一度クラミジアと淋菌の検査だけでも受ける事をおすすめします。

また、事前に抗生物質を飲んでも性病予防にはならないので絶対にやめましょう。

下記の記事で、クラミジアの症状や検査方法についてまとめていますので是非参考にしてみてください。
>>男性のクラミジア感染の症状と検査方法
>>女性のクラミジア感染の症状と検査方法
>>咽頭クラミジア・淋菌感染の症状と検査方法

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